給食部

精神科の患者様は長期に渡り入院するケースが多いため、給食部ではサイクルメニューではなく、365日メニューの展開を行い、毎月行事食を取り入れ、新メニューの考案も行っています。

献立例

※下記献立は一例です。患者様の病状によってご提供する食事内容は異なります。

病院給食とは

入院時食事療養における病院食は、一般食と特別食に大別されています。
病院食において入院患者様に提供される食事は、治療の一環として位置づけされており、すべての食事が「治療食」であるという考え方から、一般治療食・特別治療食としていわれることもあります。

一般食

栄養素の制限、強化は行いませんが患者様に適したバランスのとれた栄養補給をすることにより、ご自身のもつ自然治癒能力を補強し、ご病気に対する治療効果や予防効果を高めようとするものです。

入院患者様の栄養補給量は、性、年齢、体位、身体活動レベル、病状等によって個々に異なります。
当院では、患者様個々の適正量を算定し、食事を提供しております。

栄養管理手順

患者様個々に栄養スクリーニングを行い栄養管理計画をたて、それに基づき食事を提供し、栄養アセスメントで再評価を行っています。
毎月アセスメント書にて、体重、生活活動指数、血液データ、精神状態を参考に、ドクター・看護師の許可を得た後、エネルギーの見直しを行っています。

特別食

成分別栄養管理とし、成分栄養別特別食の提供を行っております。 エネルギーコントロール食(EC食)・たん白質コントロール食(PC食)に大別され、様々なご病気に適応されます。
そのほかの特別食として、当院では多く見られる腸閉塞(イレウス)による低残渣食なども治療食に分類されています。

衛生管理の徹底

当院の給食の衛生管理は、委託業者である日清医療食品の衛生管理マニュアルにて行われております。

従業員は毎月2回の、食品運搬等の担当者は月1回の検便を行っております。
提供している食事、食器、また、盛り付け台やまな板・包丁は、月1回衛生チェックを行い、大腸菌・ブドウ球菌等の病原菌感染に留意しております。

納品された冷凍・冷蔵食品は納品時の温度計測をし、すべての食品の賞味期限を確認し管理しております。
調味料など1回で使い切れないもの(在庫食品)は、納品日・開封日を紙袋に記載し管理しております。

従業員が厨房に入出する際は、健康管理チェックおよび服装チェックを行い、作業一時間おきの手洗い、ひとつの作業終了時にも手洗いを徹底しております。
一般業者の入出の際は、予防衣(帽子・手袋着)を装着した上で入室を許可しております。

他部署・外部者の入出は固くお断りしております。原則、納品口からの入室は行っておりません。

ノロウィルスが流行する季節においては、身近に症状を持った人がいる場合(家族等に症状があっても勤務している場合)、給食業務へは関わらないよう周知徹底しております。